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歴史上もっとも有名なベッド:それは飼い葉おけ

馬小屋と飼い葉おけ

クリスマスがキリストの誕生を祝うものだと知らない人たちもおられるので、イエス・キリストがベツレヘムの家畜小屋で生まれ、飼い葉おけに寝かされたことも知らないという人がいるかもしれません。
お寺が経営する幼稚園でもクリスマスは祝うようですから、クリスマスは単に「サンタクロースからプレゼントをもらう日」だと思っているかもしれません。
イエス・キリストこそ人類への最大のプレセントという信仰から、プレゼントの習慣ができたのですが。
イエス・キリストが眠ったことの最初の記事は生まれたとき、「飼い葉おけに寝かされた」ということです。
ローマ帝国は植民地の人々の人口調査を何回か実行しました。徴税や徴兵のために人口調査を実行しますが、その際、生まれ故郷に帰って登録するように命じます。
そのため、ヨセフは身重の妻マリアを連れて、ガリラヤのナザレから生まれ故郷のベツレヘムに旅をします。
そして宿屋に泊ろうとするが、空きがなく、彼らは家畜小屋で夜を過ごすことになり、そこでイエス・キリストが誕生するのです。
ベツレヘムは寂れた町でしたので、宿屋がいくつもあるようなところではありません。
宿屋といっても雑魚寝をするような粗末なものだっとと推測されますので、出産を控えた夫婦が家畜小屋を自ら選択した可能性も否定できません。
牧畜が身近な人たちにとって、家畜と同じ部屋で、干し草にくるまって寝ることは特別なことではなかったようです。
それでも、「家畜小屋で、飼い葉おけに寝かされた」と特別に語れらていることには、これが「珍しい」ことだ示しています。
わざわざ馬小屋ではなく、家畜小屋と書いたのは、馬は特別な動物で、戦闘に使われました。一般の生活の中で家畜として飼われる動物ではなかったのです。人々の移動用、荷物の運搬にはロバが普通でした。
さて、家畜小屋と飼い葉おけの有名な記事は、ルカの福音書2章に出ています。

眠ったことが暗示されているだけの記事

イエス・キリストが眠ったという記事は聖書の中に、実は何度もありません。そのほかに「朝早く暗いうちに起きて」、祈られたという記事がマルコの福音書の1章にあります。当然眠られたことが暗示されていますが、どのようなところで寝られたのかしることはできません。
ただ、イエス・キリストが十二弟子を宣教に使わすときに、注意を促している記事がありますが、その中に、「どんな町や村にはいっても、そこでだれが適当な人かを調べて、そこを立ち去るまで、その人のところにとどまりなさい。」と勧めています。(マタイ10章)
彼らは常に旅をしながら、町々、村々を宣教して歩いたのですが、宿に泊まったということは一度も書かれていません。当時は旅人を迎え入れて宿泊させることが普通のことだったようですので、泊めてもらえるところでは、家に泊まり、そうでなければ、野宿をしたということになります。
イエス・キリストが取税人の頭ザーカイのところにわざわざ泊まった時は、「あの方は罪人のところに行って客となられた」と非難されました。(ルカ19章)

疲れ果てるまで宣教したキリスト

イエス・キリストはガリラヤ湖中心としたいわゆる「地方」とエルサレムを中心とする「都市」の両方で宣教しました。
そのため、ガリラヤ湖に関係する出来事の記事が聖書にはたくさんあります。
その中の一つに、
船で、湖を渡る途中、突風が吹き、船が水浸しになり、沈みそうになった出来事があります。(マルコ5章)
同船していた十二弟子の中には、元ガリラヤ湖の漁師であったペテロ、アンデレの兄弟、ヤコブとヨハネの兄弟もいましたが、彼らでさえおびえてしまうような有様です、
ところがそのような騒ぎをよそに、キリストは「ともほうで、枕をして眠っておられた」と記されています。

人の子には眠るところもない

イエス・キリストはご自分のことを指してよく「人の子」と言われました。これは旧約聖書のダニエル書が背景にある言葉で、そこでダニエルは「人の子」のような 幻を見ます。それはのちに来られる救い主を預言した言葉でした。
そのため、イエス・キリストはこの「人の子」という呼び名を自分にあてはめ、好んで用いました。
さて「人の子には眠るところもない」というイエス・キリストの言葉は、嘆きのようにも聞こえますが、そうではりません。
弟子になりたい、どこまでもついていきたい、と願い出た人に向かって、言われた言葉です。
イエスは言われた。「狐には穴があり、空の鳥には巣があるが、人の子には枕するところもありません。」
このように答えられた結果、ついていきたいと願い出た人がその後どうしたかは、残念ながら記されていません。
聖書の中で、イエス・キリストについて、眠ることに関連した記事はこの程度です。
見落としがあるかもしれませんので、気が付いたら捕捉したいと考えています。