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布団を使わずにうたた寝をして、風邪をひいた経験をお持ちの方も多いと思います。「眠る」ことは、普通「布団で寝る」ことを意味しています。よく眠った、気持ちよく眠ったということは、ここちよい寝具にくるまって、冬なら暖かく、夏なら涼しくゆったりと眠ることに他なりません。 私たちは、人生の3分の1を寝て過ごすとよく言われます。つまり3分の1は布団の中で過ごしていることになります。
それなのに、私たち昼の時間のためには、いろいろと気を使い、着るもの、食べるものにお金を使いますが、残りの3分の1の眠るための時間については、ほとんど無視しることが多いようです。
健康な生活、活力のある生活のためには、夜の睡眠のとり方こそがカギを握っているといわれています。
スポーツ選手が活躍するためには、ゲームの裏の「練習」がカギを握っているように、昼の生活は、夜の睡眠がカギを握っています。
睡眠によって、機能の疲れが完全にとれ、疲れが取れるだけでなく、新しい一日の始まりにふさわしい気力、やる気に満ちた朝を迎えるために必要なのは、「よい眠り」と、その眠りを支える「よい寝具」なのです。
このサイトが睡眠と寝具について意識を変えるきっかけになるかも知れません。 本サイトは『「眠る」ことは「寝る」ことである』というテーマで情報を紹介しています。
古代のいろいろな情報、記録が今に伝えられるのは、ほとんど王族や貴族など特別な階級の人たちのもので、庶民の情報というのは非常に少なく、普通の人々がどんな暮らしをしていたのか、知ることは意外に困難です。
旧約聖書の場合も、王侯、貴族の記事が中心的です。ものを書く、記録に残す、後代に伝えるという作業は誰でもできたわけではありません。
しかし、聖書にはところどころに、普通の人々の自然な、ありのままの暮らしが書き記されています。暮らしぶりを紹介するのが目的ではありませんが、そのためかえって本当の生活が見えることがあります。
(第二列王記4章8節)
ある日、エリシャがシュネムを通りかかると、そこにひとりの裕福な女がいて、彼を食事に引き留めた。それからは、そこを通りかかるたびごとに。そこに寄って、食事をするようになった。
女は夫に言った。「いつも私たちのところに立ち寄って行かれるあの方は、きっと神の聖なる方に違いありません。
ですから、屋上に壁のある小さな小部屋を作り、あの方のために寝台と机といすと燭台とを置きましょう。あの方が私たちのところにおいでになるたびに、そこをお使いになれますから。」
ある日、エリシャはそこに来て、その屋上の部屋に入り、そこで横になった。
預言者エリシャには、ゲハジという従者がいましたが、従者はゲハジ一人というわけでもなさそうです。裕福であっても、その数人の人をいつでも迎え入れるだけの住まいの規模を持ってはいない夫婦がここに出てきます。彼らは裕福で大邸宅を構えていたというほどの金持ちではなかったようです。
そこで、この夫婦がエリシャをいつでも迎え入れるために、計画したのが屋上の間です。簡単に増築するだけの経済力はあったということです。
今日のようにプライバシーを重要視する時代ではありませんから、十分な部屋があるのに、相互のプライバシーのために屋上の間を作ったとは考えられません。泊めるだけの設備はなかったのでしょう。
エリシャを迎えたのはそんな生活レベルの裕福な夫婦なのでしょう。
ここで、増築する設備が簡単に説明されています。
壁で囲った小部屋、寝台、机、いす、燭台。いずれも単数形で書かれていますので、エリシャのためのものです。
おそらく、エリシャが泊まるとき、従者は床に寝たのだと思われます。
まるで下宿屋のような感じがします。
預言者のような知的な人のための設備ですから、「寝台だけ」というわけにはいきません。しかし、庶民の生活が少し見えるようです。机、いすが一般的だったこともわかります。