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代替療法は、ある意味、通常療法で見捨てられた行き場を失った患者が、最後に、 藁にでもすがる思いで、頼るもののようなイメージを持つことが多い。内容が迷信的であっても、盲目的であっても、何ら根拠らしいものがなくても、もう深く考えられない状況に陥った人たちは、何かにすがりたいのだ、知的とは言えないが、それでも、そこにすがる、それが代替医療だと。
ゲルソン療法の最大の難点は、食事の難しさにある。
まず、基本となるのは、新鮮な無農薬有機栽培のニンジンジュースを一日13杯、一時間ごとに飲む。
ニンジンとリンゴ、緑色野菜のジュースも飲む
しかも、無農薬という限定があり、無農薬というのが重要なポイントになっている。
マイケル・ギアリン-トッシュはオックスフォード大学の演劇学校を創立し、その学長の職にありました。
異常な寝汗が続くため、検査を受けると、多発性骨髄腫であることが判明します。
放置すれば余命数か月。
化学療法を受ければ、一、二年死期を伸ばすことができる。
セカンドオピニオンも同様の判断で、回復の可能性は、ほぼ0。
できることは、わずかに時間を稼ぐことだけという厳しいものでした。
がんの治療法として認められているのは、
最初に注目する食事のポイントは、「塩分をまったくとらない。」ことだろう。
二番目に注目する点は、「脂肪をとらない。」ことです。
この二つを十分理解したうえで、植物食を摂ります。
ゲルソン療法では、大量のニンジンジュースを飲みます。
多くの健康法にニンジンジュースは取り入れられています。
自然からビタミン、ミネラルを大量にとるには、生ジュースという方法が必要です。
無農薬の有機栽培人参生ジュースなどで、たっぷりのミネラルをとり、肝臓の負担が減って、代謝能力が回復すると、免疫系ががんを攻撃して、破壊することができるといいます。
がんが破壊されて、代謝されるとき、その毒を再吸収されないように排出するのが、コーヒー浣腸です。
多くの人が不自然さを感じる部分ですが、コーヒー浣腸はゲルソン療法のもう一本の柱です。
ゲルソンは、食事で健康法を紹介しているのではありません。
末期のがん患者をも回復させようという食事療法を紹介しているのです。
そのため、内容は極めて厳格で厳しいものです。
塩、砂糖、油は禁止。
動物たんぱくは禁止。
乳製品もダメ。
すべて有機、無農薬の野菜食。
漂白した食品、缶詰、冷凍食品は禁止。
大豆、豆類は禁止。燻製、塩漬け、お茶、コーヒー、ココア、たばこ、酒、ナッツ類、キュウリ、パイナップル、その他強い香辛料は禁止。もちろんアイスクリーム、飴などは禁止。
歯磨き粉などでも、ナトリウムを含むものは禁止。塩素、フッ素を含むものは禁止。二酸化硫黄で処理した乾燥果実も禁止。乳製品禁止。
食事療法というと「まがい物」と感じる人が多いと思われます。
何かを食べると、何々の病気によい・・・などというテレビの健康番組を連想するせいでしょう。
しかし、食事療法の父といわれるゲルソンの食事療法は、きわめて厳格に設計されており、そんなシンプルなものではありません。また、簡単にできるものではありません。
ゲルソン療法を健康番組の食事療法と深くするのは、たいへん「失礼なことです。彼の療法は質が高く、厳格なもので、医学的には、無視されていますが、真の実績がある方法です。
「人は土から作られた」とは、聖書の有名なことばですが、人間はわずか20cm、あるいは30cmの深さの土地から算出されるもので生命を維持しています。
この非常に薄い表土を失ったら、人間はいきていくことができません。
わずかな厚みの土地から生えた植物の養分をとった動物がまた土にかえり、土地を肥やすことで、サイクルが成り立っているのです。