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文明ががんをつくる

古来の生活に答えがある

アフリカの赤道直下、ランバレネで医療1913年医療伝道に携わったシュバイツァー博士は、ランバレネでは、「がんを見たことがない」と語っています。
ゲルソンは精製加工した食品などの非自然の食物の台頭とがんをはじめとする現代病の増加は完全にリンクしていると考えています。
1881年生まれのゲルソンは有機栽培の野菜、果物ががんの治療に必要だが、それが当時すでに入手困難になりつつある、と嘆いています。
当時の食物は、その食物が本来持つ栄養価を備えていない、とも語っています。
大量の人間に食物を届けるには、長期保存可能で、見栄えの良い食物が求められ、その結果、すべての食品に保存料などの添加物が含まれ、あるいは添加物なしでも劣化しないように加工されているなど、自然からかけ離れた食物がスーパー、コンビニにあふれています。
冷凍食品、電子レンジで簡単に調理できる食品、一年以上店頭に並べられても劣化しない食物。 ゲルソンは、本当の野菜、本当の果物を食べることが健康にとって、生きることに必要なものであると語っているのです。

めったに出会わない病気がいつの間にか蔓延

がんは確かに古代にもあったことが知られています。エジプトのミイラにもがんが見つかっているのだそうですから。
しかし、それは、非常にまれな病気で、多くの人はがんになることを恐れてはいませんでした。自分ががんになるなどとは、考えていなかったのです。
現代はがんで死ぬことは日常的です。
がんは生き方と結びついた病気であることが常識となっています。
何をどのように食べてきたのか。
どのような空気を吸ってきたのか。
その一つの答えががんの増加であることは間違えないでしょう。

恐るべき事態

スーパーで売られている食品の裏側をみると、添加物のリストが載っています。
大抵のものは、読んでもなんだかわかりません。
自然のものではなく、科学的に合成された薬品類がほとんどです。
自然のものは、体の中にそれを代謝する酵素が備わっているため、分解し、栄養として取り入れたり、不要なものは排出されます。
しかし、酵素がないと代謝できません。
代謝できないものは、体内に蓄積されたり、代謝しようとする肝臓に大きな負担をかけ続けます。
発がん性、その他の異常を引き起こす危険が指摘されている化学薬品が体内に蓄積されるのです。
問題は添加物だけではありません。
何年も前に大量に作られたDDTやPCBといった薬品が分解しないことで知られている発がん性の化学薬品です。これが自然界を汚染し、水を汚染し、土地を汚染し、その結果、土と水から栄養を取り入れる植物を汚染し、海のプランクトンを汚染します。植物やプランクトンをえさにするその他の生き物の体内にはDDTやPCBが自然界よりも濃縮して蓄積されます。
食物連鎖の頂点に生きる人間のうちにどれほどの濃度で蓄積されるかは知りたくないほど恐ろしい濃度です。
そして、悪いことに人間は長寿なのです。
樹木を除けば、自然界でもっとも長寿の生き物です。
現在のがんの発生率が人のおよそ1/4程度に収まっているほうが不思議と思われるほどではないでしょうか。
もちろん、問題はがんだけにとどまるわけではありませんが。