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マクロファージは体内に侵入してきた異物・細菌・ウイルスを食べて、取り込みます。
マクロファージは、リンパ節に戻って、そこにいるT細胞に対し、食べて分解した異物の断片を自分の表面に表示して示します。
これは、抗原提示といわれるもので、免疫システムの非常に重要な部分です。
マクロファージは大食いの細胞で、まさに貪欲に食べます。体内に侵入してきた異物、細菌、ウイルス、自分(ヒト)の細胞の死んだものなどを食べて、酵素で分解します。
マクロファージは、このときいろいろなサイトカインを分泌します。このサイトカインは、細胞間の情報伝達物質で、好中球などの白血球を呼び寄せたり、刺激したりします。組織が炎症を起こすのはこのためです。
また、脳の視床下部に働いて発熱を起こさせます。
病気の炎症や高熱は、病原菌やウイルスが引き起こしているのではなく、免疫システムが機能し、作動しているためです。
免疫の働きは単純ではありませんでした。破傷風の抗毒素は馬の血清から作られたため、馬の血清を抗原とする抗体が体内にでき、それがもとで、腎臓病や血管炎などの病気がおこり、死亡するようなケースが出てきます。血清病と呼ばれました。
免疫反応の負の部分が現れた最初の例です。
牛の乳搾りをする女性たちは牛痘の牛に接しても、手にぶつぶつができる程度で、天然痘にはかかりませんでした。農民の間には、牛痘にかかった人間は、その後天然痘にかからないという言い伝えもありました。
毎年、冬になると、「今年流行るインフルエンザは何型か?」ということが話題になります。
何型のインフルエンザがが流行るか予測して、その年のワクチンが開発されます。
ワクチンは、型が同じインフルエンザに対しては、ワクチンによって抗体ができるため、予防効果がありますが、型が違うインフルエンザに対しては予防の効果がありません。
何の役にも立たないというのは、情けないことです。